11.PTA「関わり方改革(案)」具体案編ー委員廃止(その3)
今日は、
「推薦委員をなくしたら、次期本部役員を決めるのに苦労する!」
というご意見について、シンプルに回答してみます。
考え方はシンプルなんですが、いつも長くてすみません。。。。
いやいや、
「推薦委員が居ても、毎年、苦労していますよね。」
だから、何度も何度も、「役員をやってくれ」というお電話をされるわけじゃないですか。。。。
「役員をやってみませんか?」ではなく、「やってください。」と。
今年も、副会長がギリギリまで決まらなかったわけですが、その際、旧本部の方達が、こんな話をされていました。
「決まらなければ、推薦委員が責任を取って、推薦委員の中から副会長を選ぶべし」
なるほど。
決まらなかった時の保険⁉︎として、推薦委員があるってことですかね?
こうなると推薦委員の方は、「とにかく誰でもいいから、見つけよう。」という思考になりますね。どんな人でも、決まればいいと。
シンプルに考えましょう。
推薦委員が要る、要らないの前に、推薦される側の本部役員について、向き合ってみる必要があると思います。
なぜ、「みんなやりたがらない」、或いは、「やってもいいとは思うけど、できない」のかについて、向き合って、見直しをしましょう。
私のアイデア「その1」・・・役員を「やれる」人を増やす!かつ、負担を減らす!
<お役シェアリング>
①平日昼に動ける人と、②週末や夜に動ける人とで、役をシェアしたらいいのではないですか?という案です。
バディー制にして、副会長2を「2×2」、書記1を「2」、会計1を「2」に、人数を増やすのです。現在、会長を入れて「5」の役員ポストの数はそのまま、人数を9人にします(会長は1人のまま)。
バディー同士は、情報を共有しあい、一つのポストの仕事をシェアします。
①は主に専業主婦(夫)が対象、②は主に仕事をされている方が対象となるでしょう。
これにより、PTAではあまり見かけないお父さんの参加も促せます。
これまで、
「やってもいいけど、平日昼間の会議に参加できないしな。。。。」
って思われてたお父さん、出番です!
また、地域活動が盛んな地域ですので、いろんな団体の会議に顔を出さねばなりません。現状、会長と両副会長の3人が、主に会議担当をされています。3人で分担しても、一人あたり、月に2回、3回と、週末の夜の会議があります。
負担感を考えると、せめて月1回の出席が限度じゃないですか。。。。?
「本部役員の人数を増やす」ってシンプルな発想で解決できると思います。
もちろん、地域と戦って(?)、拘束される会議の数を減らすって方向もあると思いますが、「地域の夏祭り」とか、子供たちがお世話になっていますからね。。。。
地域の会議が、高齢社会の生きがいになっているという「福祉」の意味もあったりしたり。。。。?
いずれにせよ、ここに切り込むのは、あまり生産的ではないように思いますし、地域と繋がるって結構いいもんですよ。
会議などの仕事をシェアすればいいだけです。
私のアイデアその2・・・選抜方法そのものを見直す!
ずばり、<推薦委員廃止>
廃止が目的ではないですけど、廃止しても困りません。むしろ、廃止した方がいいです。
「無理やりでも誰かに押し付ける」って力学の働く推薦委員なんて要りません。
そもそも、なぜ、皆さん、役員をやりたがらないのかってことを考えてみる必要があります。
やってみると結構楽しかったりします。子を持つ親として「社会貢献」の一つとしてPTAってのも、十分あり得る選択肢のはずなのに。。。。
想像してみると、、、「箱の中身はなんでしょか?」ゲーム理論⁉︎ではないかと。
箱に手を入れて中身を当てる、って、あのゲームです。
人間、よくわからないものは、怖いのです。
「本部って何をするの?」ってよくわからないから、怖いのです。
「平日昼間に集まらないといけない」らしい。。。
「週末の地域の会議に出席しないといけない」らしい。。。
「とにかく大変」らしい。。。
と、「らしい」噂だけが、大きく大きくなっているのではないですかね?
だから、誰も引き受けたくない。
今、引き受ける人は、お子さんが沢山いて、一気に委員歴のお花マークをつけたいって人、或いは、私のような変人ぐらいです。。。。
「平日昼間に集まれなくても、お役シェアで、(事実)大丈夫です。」
ちなみに、今は、推薦委員が適当に「大丈夫」と言っている。。。
「週末の会議は月一回程度です。」
正しい負担感がわかれば、判断できる。「それくらいなら。。。」と。
「これくらい大変です。でも、こんな喜びもありました!」
って、言える人は誰ですか?第三者の推薦委員ではあり得ません。
↓
推薦委員の仕事って、「本部役員」がやる方が絶対いいと思います!
「本部の仕事」説明会を開いてもいいし、いろんな伝達手段で、本当の苦労と楽しさを伝えてあげれば、今より前向きに引き受けてくれる人を見つける確率は、相当上がるのではないかと思います。
「誰でもいいから、頼み込む」ような推薦委員は要りません。
念のため、、、、「本部の仕事が増えるー!」ワーッて、言う人へ。
大丈夫です!
①本部の人数増えています。
②今の推薦委員の仕事をそのまま本部に持ってくるわけではありません。
③委員をなくして、クジをなくせば、そもそも本部の仕事は減っています。
以上。
ね、推薦委員も要らなかったでしょ?
はい。「地域委員はどうするのだ!」と新しいモグラが出てきます。
そろそろ、「具体」を潰すのは飽きてきたので、次回で、具体案編は最終回とします。
抽象思考で本質を見極める努力を一緒にしましょう。「具体」の反論は、意味をなさなくなりますので。。。。
その上で、具体的な懸案について、知恵を出し合う、健全な努力をしたいものですね。
つづく